「ブロックチェーンとは」でGoogle検索をかけると、正直よくわからない難しい単語がたくさん並んだサイトがヒットします。
確かに、その内容に間違えではないのですが、わからない用語が出てくるたびに更にそれについて調べて、その先でわからない用語が出てくるたびに調べて・・・と無限ループに陥ることがあります。
学ぶ上ではこれが大切なことですが、とっかかりをつかむのが難しいので、知る前に離脱してしまいよくわからない怪しいもの!という風になります。

ここで、ブロックチェーンとは何か、銀行と比べてみようと思います。
参考文献:https://blogs.itmedia.co.jp/itsolutionjuku/2016/01/post_186.html

銀行の仕組み

・ATMで入出金

現金自動預払機なるものが、昔から登場し預貯金の引き出し、預入が非常に簡単になりました。
”当たり前だろ!”ということをつらつらと書きます。

キャッシュカードと通帳をATMに入れます。
暗証番号を入力します。
引き出す金額を指定します。
処理が終わると、現金が出てくるので取ります。
通帳には引き出した金額が記録され、残高は減って印字されます。

このように、入出金したものはほぼリアルタイムで処理されます。
停電や、みずほ銀行のようにシステムトラブル、何らかの異常が発生したときはキャッシュカードをATMが飲み込みます。

次に銀行口座からの送金はどうなるか見ていきましょう。
ここも当たり前だろ!という話をします。

・銀行口座に入っているお金を送金

キャッシュカードをATMに入れます。
暗証番号を入力します。
送金先口座と、金額を入力します。
処理が終わると、残高が引かれた状態になりますが、相手の口座にはリアルタイムに反映されません。

銀行によりますが、数十分~翌営業日に相手の口座に反映されます。

今は、システム化をしてある程度自動化しているのでしょうが、
現金の引き出しや送金、現金のやり取りに必ず第三者=金融機関が挟まります。
送金に関しては、承認されると相手口座に送金される、その承認作業は金融機関という第三者機関が行っています。

 

お金とは誰のものなのか、よくわからなくなってきます。

仮想通貨の取引は?

仮想通貨・・・というと語弊が生まれますが、よく使われている言葉なのでそのまま使用します。ビットコインのようなものです。
一生懸命働いた給料を会社からビットコインで受け取るとするとどうなるでしょうか。
銀行だと、会社がお金を送金します。
流れは上に書いた通りで、送金先口座と金額を入力して承認されたら振り込まれます(※給与振込は通常の振込と異なりますが話を簡単にするために簡略化しています)。

暗号通貨の取引は、第三者による承認はありません。
というか、第三者が居ません。
第三者が居ないだけだと言ったもん勝ちで、本当は1BTC送信したのに相手は100BTCを受け取った!と言い張ることができてしまいます。

そうならないようになっているということは仕組みがあります。
自分が相手に送った取引情報を、全世界で複数動いているサーバー複数個所に記録されます。
複数個所に記録されたもの同士が同期を取ることで、正しい取引情報が記録されて嘘がつけないようになっています。

複数サーバーの一つ一つをノードと言い、台帳記録に参加することで少額報酬が貰えます。この作業をビットコインでいうマイニングと言います。

このように、金融機関が第三者として一カ所に記録されているのが現金
複数ノードで、記録されていて第三者がいないのが仮想通貨の取引です。
改ざんは実質的に不可能、第三者がいない、全世界にあるノードに台帳記録されていて同期を取っている・・・超簡単にいうとこれがブロックチェーンと言います。

第三者がいないので、送金先を間違えてしまったときは止めることができませんが、
比較的高速に送金することが可能と言われています。取引情報は暗号化されているため、匿名性が上がります。このことから暗号通貨と呼ばれることもあります。

次回に続く・・・